活動報告
 
雇用就労支援

村の若者サポート

村の人たちがよく

『日陰でできる仕事に就きたい』

という言葉を口にすることがあります。

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日陰でできる仕事=体力をそれほど必要とすることなく、かつお給料の良い仕事
日向での仕事=体力を必要とし、重労働だが低賃金な仕事
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という感覚が村の人たちにもあります。


しかし、現実的に日陰でできる仕事のほとんどが高校卒業資格が必要なものばかりで、村の中で高校を卒業できる子はごくわずかなため、ほとんどの子ども達が日向での仕事に就く道しか選べていません。

負の連鎖

理由はカンボジアではまだ就学率が非常に悪く、
小学1年生の就学率は90%を超えていますが、卒業率は約50%ほどとなり、半数の子どもが様々な理由から小学校でさえ卒業できていない状況です。


中学校への進学率は約20%、高校に至っては10%程度となっています。
村の男の子たちは15歳を越えれば

『働く』

ということに自然と目が向くようになりますが、その際に

『自分は学校を途中で辞めてしまったから一生体力を使って低賃金な仕事に就くしかない』

『仕事に就くことは難しいから早く結婚するしかない』

という感覚に陥る子ども達が多くいます。

そこで、SDGsエコビレッジはそんな子ども達のサポートを始めます!

村の若い人たち

『人が喜んでくれること』『人が助かること』

を自分達が苦労してきた経験から考え、

『これができたら絶対喜んでくれる!』
『こんなものがあったら同じ思いをしなくてすむ!』

というアイデアに対価をつけて、仕事として立ち上げていくことで、

『人が喜んでくれることや人が助かる事を考えて形にできればそれは全て仕事になるんだ!』

という感覚を持ち、希望を捨てずイキイキといけるようにサポートしていきたいと思います。

そして、村のお兄ちゃん、お姉ちゃんのその背中がさらに次の世代へのヒントともなり、喜びあえること、助け合えることで生まれる笑顔の循環を生み続けていきたいと思います!

笑顔の子ども